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2009.05.03 Sun 「 この花一つの話
あなたが、すきです。
H×M 氷猫ちゃんに捧ぐ。

ほのぼのいめーじ。

「これ、あげる、ます。あなた、ため、つくる、ます、した」

彼女の笑顔を見る為に作った。

渡す為の練習をした。

「あげる、ます…?つくる、ます、した…?」

何か変かなあと見直したけど、言葉は苦手だから分からなかった。



初めて会ったのは庭。

花を手入れしている時だった。

「そちらの殿方、」

急に声がして、びっくりして、振り返って、びくびくしてたら変な顔された。

「…何をそんなにびくついていらっしゃるの」

「あ、の、ごめん、さい、です、」

「…謝らなくてもよろしくてよ?」

優しく笑ったから、良い人だと思った。


彼女は、よく庭に来た。

まにさんというんだそうだった。

よく怒られた。

よく褒められた。

「ハビィ様、ハビィ様は優しい方なのですからもっと自分に自信を持って、甘えを捨てて、びくびくなさらず堂々となさいな!」

そういうことをよくいわれた。

褒められてるのか怒られてるのかわからなくて、ちょっとびくびくしたけど、

本当は、まにさんは優しいんだって分かってたから、あんまり怖くなかった。

いっぱい喋ってくれるのが、嬉しかった。


好きになった。

いつからかわからないけど、好きになった。

自分が好きになっていいのかわからないけど、好きになった。


今日、伝えようと思った。

彼女と初めて会った時、手入れをしていた花が、綺麗に咲いたから。


「おはようございます、ハビィ様」

いつもの声がした。

振り返った。

もう、びくびくしない。

怖くない。

けど、ちょっと手がぷるぷるしてる。

なんで?

まあ、いいや。

伝えられれば、それで。


「これ、あげる、ます。あなた、ため、つくる、ます、した」

「すき、です。あなた、こと」


花の向こうに、綺麗な笑顔。



*****


というわけでハビまにでした!
ほのぼのかわいいよほのぼのとぶつぶつ呟きながら(怪
楽しく告白シーン書かせて頂きました。にこ!
ハビィ視点だったので地の文も頭悪そうっていうか言葉を知らない感じを意識してみましたが…
お楽しみ頂けていたら、一番です。にへら。
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